YOTUYA-XX 8

8月14日にライブをやりました。この日に出演する4バンドのうち、ヘルプを入れて私は2バンド出演。この時点でちょっと大変。


事の起こりは紫陽花というバンドの企てから始まったわけです。
「夏コミに前後して、東京でライブしたい」
関西の彼らは、コミケへの上京に合わせてこう考えたわけです、そしてそれに「ちょっと面白そうだね〜」と私が釣られた。
初め、あまり出演バンドもそろわずに開催も危ぶまれる。その中でもミーティングは重ねられて、現実味を帯び始めると共に出演バンドも固まり始めます。
その中の一バンドにkoco-cu!があったわけですが、ちょうどベースが足りなかったため、ヘルプを申し出ました。
これをもって、出演バンドも揃い、14日のライブが決定したわけです。


私が所属するBFSにも、このライブに参加しようと自分から話しています。
koco-cu!へのヘルプも、今回のライブを実現させたい思いからでした。
マチュアバンドのイベントにそこまで執心する必要は無いのかもしれないけれど、実現させたかった。それだけの思いが自分の中にはありました。


紫陽花との出会いは、意外な事に美少女ゲーム雑誌のカラフル ピュアガールから。
この時バンブーさんの企画で立ち上げられた「エロゲーバンド東西乱れ祭り」の特集記事で紫陽花の名前を見たのが初めて。
(確認したらこのイベントも8/14じゃん! ちょうど一年だったのか?!)
当時このイベントの話を聞きつけ、ディレクターと「僕らもコピーされるような作品を作りたいね」と話していた頃。
目を通したピュアガールの乱れ祭りの特集に、紫陽花の名前と、そして僕らの作品の曲名が挙がっていた。
何度も見返して、間違いがない事を確かめると、ディレクターと二人本屋で声を上げて喜んだのを覚えています。
ホントに嬉しかった。
後日談で、当時その曲をはずそうかと話もあったらしく。我々からのプレッシャーも有りやったとかやらないとかw
そんな事よりも、私たちの作品の曲に目をとめてくれた事が嬉しかったです。
やってて良かった! と思った。
そして開催された乱れ祭り。ステージの上で演奏される私たちの作品の曲は格別のものでした、実に感慨深い。これほどの体験を経験した事がなかった。
ただ一つ悔やまれる事は、そのイベントのステージに自分がいなかった事。
紫陽花と対バンしたいと、このときから思っていた。


かくして動き始めた紫陽花との対バンは…笑えるくらいにハードスケジュールを余儀なくされました。
やっぱコミケ中日はまずかったよ(笑
何より自社の企業ブース出展、そして二日目に自サークル出展、その足でライブリハーサル〜本番(2連チャン)
当日だけ見てもありえね〜〜〜
もっともネックだったものが企業出展。
これに向けての準備作業は、佳境を2週間ほど前に向かえ実にコミケ前日まで及び、週6,7泊は当たり前。睡眠時間は最悪の時で日に0.8時間ほど…(汗
そこに追い打ちをかけるように、雑誌社のお盆進行に伴った素材作り。
(この時は、ホントキレるかと思った…)
この状況の中、自サークルと2バンド分のライブの準備。
アリエナイアリエナイ。


まぁしかし、やるときはやらねばいけない。
コミケ初日の企業ブースを成功に終わらせ、約束通り2日目に終日の休暇を頂く。
この日部屋に帰ってから練習をするつもり立ったんだけど、着いたとたん布団へバタリ。容赦なく時間は過ぎていきました。ホント容赦ない。
コミケ二日目のサークル出展も滞りなく済ませ、いざライブハウスへ。
(サークル出展では色々助けてくれてありがとう。とても助かりました)
と、ここで当日練習用に焼いてきたCDをプレイヤーが認識しない…
とことん手こずらせてくれますが、これはライブハウス近くのキンコーズで一作業して事なきを得る。困ったときはいつもキンコーズです。


初めのリハはヘルプで参加しているkoco-cu!から。
結果から言って散々なものだった…、自分のベースが。
練習不足が酷くたたり、まことにもって形にならない。練習に参加出来ない自分以外はスタジオでの合わせも行っていたので、ココでの問題は何より自分である事は明白。
本番までの特練を約束して一時休憩へ。とにかく寝ていなかったので本番へ向けて体を休める事に。


次のリハはこのイベントのために結成された企画バンドのNAEさん。
何とも華々しい。眩しすぎます。
何というか特濃。お墨付きの美少女三人がフロントに立つステージは何というか野望の具現化。君らなんて幸せな環境でバンドやってんだ! と演奏陣を説教したくなります。
演奏はドラムのフォーくんなどがいろいろと心配していたようだけれど、しっかりしたものだった。ステージの演出も凝られていて、本番もステージを見たかったです。まぁそれは叶わなかったのですが。
思うのだけれど、NAEやこの企画母体であるMOEは、どれか一曲を突き詰めてみてはどうだろうか。お互いに指摘しあえる環境がそろっているのだから、その一曲から多くの知識と経験をえられると思う。
ちなみに僕らはそうやって練習していた。過去のプログレバンド時代ですが。


次のリハはBFS、この日唯一のアニソンオンリーコピーバンド。つまり私の本所属バンド。
結成からすでに10年弱?  現体制近くになってからは3年?
良く覚えてませんが、案外長くやってるバンドです。しかしライブは5回目。少ないですね〜〜^^;
編成人数も多いため(7人)PAのお兄さんと何度も打ち合わせてのリハーサル。この時点でライブゲートは、POPよりな音作りをするんだなと確信を得ました。
ライブゲートの音作りは各所で賛否両論?  実際自分も会場から聞いていてギターなど鳴り物系の楽器が聞こえないな〜とは思っていましたが、これには一つの共通性が有った事に気がつく。
どれも「アマチュアコピー系バンドのライブ」と言う事。
PAのお兄さんとの打ち合わせでは「ボーカルを前面に出すように設定している」などの話を聞き、それに合わせて我々の設定も変更していきました。
実際ボーカルはアマチュアな訳ですから、プロのボーカルような声量をえる事は難しい。そしてボーリュームを上げるにも限界はあり、それにつれ鳴り物の楽器の音量が下げられる。
ドラムはすでにうるさいから下げようはないし、コード感をえるためにベースも残される。そんな感じなのかな〜。
最終的にえられたBFSの音は悪いものではなかった、打ち合わせを行いながら設定していけばちゃんとしてくれますよ。


ココでライブゲートのステージに立つこれからのベースさんに連絡事項。
ライブゲートのベースはマイク録りではありません。ベーアンヘッド横のラインインからラインでとっています。なので外音は、そこまでで作られた音になります。
これによりアンプから出る音は、中でのモニター音になるので、外音を上げたいからとアンプの音量を上げると、実際の外音と絡まって酷い事になります。
中音として、他のメンバーに聞こえる程度にしましょう。


さて、BFSのリハが終わり、続いて紫陽花になるのですが。
ココより私は食料調達やkoco-cu!の本番に向けて特練を行っていたので、全然見られませんでした;;
しきりに外音などを確認して、入念に準備を行っているように見えました。
本番が楽しみだな〜〜、と思いつつ特練特練。


そして、イベントがはじまるのでした。


次回本番編。